S(社会) SOCIAL

ESG基本方針(社会貢献) 下線

社会との共創の実現に向けて、
より一層の自主的な活動を推進し、
社会の発展に貢献することを目指します。

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芸術文化・スポーツ・教育の振興への貢献 下線

歴史的建造物の保護と伝承

東リインテリア歴史館

歴史的建造物を修復し保護することは、文化的価値を後世へ残すとともに、地域と調和する景観形成によって、歴史を感じさせるまちなみづくりにも貢献すると当社は考えています。
重要文化財など数々の名建築を残した建築家・渡辺節氏の設計のもと、当社創業の翌年(1920年)に建設された「旧東洋リノリユーム本館事務所棟」は、2007年に「伊丹市景観重要建造物」に指定され、「東リ創業百年」の記念事業の一環として、耐震補強を含む大改修工事を経て、2019年に「東リインテリア歴史館」としてリニューアルオープンしました。
さらに当館は、翌2020年に「国の登録有形文化財」に登録され地元を代表する文化財として価値を高めました。
館内では、同館の建築資料をはじめ、我が国のインテリア産業の発展を担ってきた当社の歴史を物語る貴重な物品が展示されており、地元自治体主催の「ひょうごプレミアム芸術デー」や「伊丹市文化財保護啓発事業」などの各種イベントの見学コースに指定されるなど、一般公開を通じて文化的価値伝承の一役を担っています。
また、近隣小学生の見学も受け入れ、古今のインテリアに子どもたちが触れる機会を提供することで、地域に根ざした文化発信の場としての役割も果たしています。
インテリア体験ワークショップ開催
東リインテリア歴史館 外観
上:伊丹市景観重要建造物 指定銘板 下:国の登録文化財 登録銘板
上:伊丹市景観重要建造物 指定銘板
下:国の登録文化財 登録銘板
東リインテリア歴史館 案内パンフレット
東リインテリア歴史館 案内パンフレット
各種自治体イベントのポスターなど
各種自治体イベントのポスターなど
東リインテリア歴史館 内観
東リインテリア歴史館 内観
東リインテリア歴史館 内観
東リインテリア歴史館 内観

芸術文化活動への協賛と商品開発

公益財団法人 松山バレエ団様への協賛

75年以上にわたって、国内のみならず世界の舞台で芸術文化活動を極め続ける「公益財団法人松山バレエ団」は、東京や横浜の文教団体からも後援を受ける、我が国を代表する歴史あるバレエ団です。
当社は長年にわたって、松山バレエ団様の定期公演や、記念公演に協賛することで、芸術文化の振興に貢献しています。
また、その舞台には、松山バレエ団様と共同開発した舞台用ビニル床シート「TMフロア」が敷設されています。
バレエのプロフェッショナルが認めた「TMフロア」は、発売から30年以上経た現在も、舞台やバレエ教室などで幅広く採用されています。
インテリア体験ワークショップ開催
(公団)松山バレエ団 理事長・団長 森下洋子氏
インテリア体験ワークショップ開催
TMフロアとトウシューズ

スポーツ振興活動

スポーツ振興に寄与する専用床材の研究開発

一般社団法人日本バレーボールリーグ機構(現、一般社団法人SVリーグ)との共同開発で生まれた、バレーボール競技専用床材「コネクトマット」は2021-22シーズンの運用開始から、2024-25シーズンで4年目を迎えます。
実際に試合会場で使われた「使用済みのコネクトマット」は、シーズン終了時に回収し、当社商品の原材料として再利用する「マテリアルリサイクル」への取り組みも行っています。
当社は「コネクトマット」を通じて、サステナブルな大会運営へ協力するとともに、今後も、スポーツ振興に貢献していきます。
インテリア体験ワークショップ開催
コネクトマット敷設のバレーコート
インテリア体験ワークショップ開催
アリーナ

大田区総合体育館(東京都大田区) 2021年3月26日 V.LEAGUE

青少年育成事業への協賛

宝塚フォーラム“こころ豊かにのびよう!のばそう!ひょうごっ子”協賛

宝塚フォーラムは、「夢にむかって努力することの大切さを青少年が家族と一緒に考え、また芸術文化に親しむ心を養えるように」をコンセプトに、2004年度にスタートした毎年開催される宝塚歌劇家族観賞会です。主催が県から阪神北地域の関係団体で構成される実行委員会へ移行した2011年以来、当社は“宝塚フォーラム”に広告協賛を続けています。
地元企業からの広告協賛金は、プログラムやフライヤーの作成費の他、席料の一部にも充当され、参加者は優待価格で観劇することができます。
当社は、こういった青少年のこころの成長につながる地元の取組みを、今後も応援し続けたいと考えています。

【優待対象者】
兵庫県内在住・在学の小学生~18歳未満(高校在学中は対象)とその保護者
児童養護施設と里親会をご招待

【2024年度実績】
・2025年3月16日開催:宝塚歌劇雪組公演 参加者数2,544名(青少年1,194名、保護者等成人1,350名)
・参加募集フライヤー:15.7万部・当日プログラム:2,500部
2025年3月公演 開演前の宝塚大劇場内の様子
2025年3月公演 開演前の宝塚大劇場内の様子

地域コミュニティへの支援・参画 下線

伊丹市立図書館の市民講座への参画

「ことば蔵」まちゼミへの参画

当社伊丹事業所では、2022年度より伊丹市立図書館「ことば蔵」の市民講座『まちゼミ』のコンセプトに賛同のもと、地域の方々との交流イベントを定期的に開催しています。
子どもたちに、遊びを通じて当社が製造販売する商品に触れてもらったり、生産工程で発生する廃材を活用した工作イベントなどを通じて、“ものづくりの楽しさ”を体験して頂くと同時に、参加者に“インテリア”をより身近に感じて頂けるイベントの開催に取り組んでいます。
これからも当社は、インテリアメーカーならではの特性や発想を生かすことで、地域コミュニティとの絆を深める活動を続けたいと考えています。

【開催実績】
・2022年度 『置くだけタイルカーペットで模様替え~『ファブリックフロア』施工体験教室~』 親子10組22名参加
・2023年度 『SDGs巨大おりがみを折ろう~廃材利用で工作教室~』 親子15組30名参加
・2024年度 『ミニチュアハウスを東リでかざろう』 親子12組24名参加
インテリア体験ワークショップ開催
インテリア体験ワークショップ開催
置くだけタイルカーペットで模様替え(2022年度)
インテリア体験ワークショップ開催
インテリア体験ワークショップ開催
SDGs巨大おりがみを折ろう(2023年度)
ミニチュアハウスを東リでかざろう(2024年度)
ミニチュアハウスを東リでかざろう(2024年度)
ミニチュアハウスを東リでかざろう(2024年度)
ミニチュアハウスを東リでかざろう(2024年度)
ミニチュアハウスを東リでかざろう(2024年度)
ミニチュアハウスを東リでかざろう(2024年度)

県教育委員会主催の中学生体験学習受入れ

トライやる・ウィークへの協力

「トライやる・ウィーク」とは、学校・家庭・地域が提携し、「心の教育」の充実・「生きる力」の育成を目指して兵庫県内で行われている中学生による職業体験活動です。
当社伊丹事業所では、地域の未来を担う子どもたちに“さまざまな経験をしてほしい”という思いから、2022年より受け入れを始めました。参加した学生さんからは、「コミュニケーションの大切さを学んだ」、「将来の目標になった」などの感想が届けられています。こうした取り組みが子どもたちの“未来につながる”と信じ、今後も継続していきたいと考えています。
クオリティサンプル製作作業(2024年度)
クオリティサンプル製作作業(2024年度)
商品の試作立合い(2024年度)
商品の試作立合い(2024年度)
東リインテリア歴史館にて(2025年度)
東リインテリア歴史館にて(2025年度)
藻川清掃活動にも参加(2025年度)
藻川清掃活動にも参加(2025年度)

地域の人たちとの交流

東リ・さくらまつりの開催

当社伊丹事業所では、毎年4月の第1日曜日に敷地内を解放して「東リさくらまつり」を開催しています。
2007年にスタートしたこのイベントは、地元の恒例行事として定着して久しく、近隣にお住いの沢山の皆様にご来場いただいて毎年盛況に開催しています。
当日は、軽食やお菓子・飲み物の配布の他「振舞い酒」や「大抽選会」などの企画で「お花見気分」を盛り上げていただくとともに、「こどもクイズ大会」や製造時に発生する廃材を利用した「巨大折り紙大会」などお子様向けの企画も併催し、様々な年齢層の方に楽しんでいただく工夫を凝らして皆様をお迎えしています。
これからも当社は、ご家族やご近所のお友達と一緒に楽しめる機会の提供を通して、地域コミュニティーの活性化に貢献する活動を続けていきます。
※2007年~2025年度の累計実績・・・開催回数:15回 累計来場者数:約14,000名
インテリア歴史館と桜並木
インテリア歴史館と桜並木
こどもクイズ大会
こどもクイズ大会
入場受付の行列・屋台の様子
入場受付の行列・屋台の様子
お花見の風景
お花見の風景

近隣小学生への施設開放と交流

近隣小学校・PTAとのタイアップイベント開催

当社伊丹事業所では、近隣小学校の校長先生やPTAのご協力のもと、夏休みのイベント『東リインテリア歴史館見学&ワークショップ』を開催しました。
文化財「東リインテリア歴史館」の建屋や館内展示物を案内し、東リを通して日本のインテリアの歴史を、子どもたちに学んでいただくとともに、東リが古くからこの地域に根付いた企業であることを、子どもたちに知っていただきました。
一方、牛乳パックを利用して作った貯金箱に、当社の商品であるカーテン生地や壁紙を使って、子どもたちが思い思いに飾り付けをする「ワークショップ」も併催しました。
2日間の開催で、地域の小学生16名とその保護者の方々22名、合計38名様にご参加いただき、インテリアに直接触れ親しんでいただける機会が提供できました。
イベントフライヤー
イベントフライヤー
歴史館見学・インテリアの勉強
歴史館見学・インテリアの勉強
創業当時の作業着(法被レプリカ)を試着
創業当時の作業着(法被レプリカ)を試着
貯金箱をカーテン生地やクロスでかざりつけ
貯金箱をカーテン生地やクロスでかざりつけ
かざりつけの材料
かざりつけの材料
自分だけのオリジナル貯金箱の出来上がり
自分だけのオリジナル貯金箱の出来上がり

市教育委員会主催「中学生体験学習」への参画

厚木市立南毛利中学校 中学生職業インタビュー・職業体験

厚木事業所では2024年度より、地元の市立南毛利中学校から生徒さんを迎えて、職業インタビューに応じたり、職業体験をしてもらっています。職業体験では、事業所内の塩ビ床材工場や、カーテン縫製所で実際に作業をしてもらい、“ものづくり”のすばらしさを実感いただいています。
当社は、このような取組みを通じて地元の中学生に社会勉強の機会を提供するとともに、地域コミュニティとのつながりを深めて地域支援に努めています。

◆受入れ生徒数:2024年度6名 2025年度6名を予定

◆カリキュラム
①会社概要説明
②自己紹介
③床材工場見学
④カーテン縫製所での梱包作業体験
⑤当社社員へのインタビュー・質疑応答
⑥フリートーク
自カーテン縫製所の見学
カーテン縫製所の見学
カーテン縫製所での職業体験 カーテンのプリーツたたみに挑戦
カーテン縫製所での職業体験
カーテンのプリーツたたみに挑戦
床材現物サンプルへのシール貼り作業
床材現物サンプルへのシール貼り作業
会社概要説明・床材工場案内DVD視聴
会社概要説明・床材工場案内DVD視聴

海洋資源保全への貢献 下線

海洋プラスチック削減と環境保全

藻川クリーン活動

当社伊丹事業所の近傍には大阪湾に流入する一級河川「藻川」があります。
当社は、SDGs NO.14「海の豊かさを守ろう」への貢献と社員の社会貢献に対する意識向上を目的に、2021年より、有志社員による「藻川」河川敷の清掃活動を行っています。
2022年以降は春と秋の年2回の恒例行事として定着し、これまでに8回の活動で、1.46t(可燃810㎏・不燃650kg)のごみを回収し、海洋プラスチックの削減に貢献しました。
社長をはじめ役員も参加するこの取り組みは、〈環境問題への意識が高まる〉〈社会貢献が実感できる良い機会〉として社員からもすこぶる好評で、これまで延べ475人が参加しています。
※2025年春は、トライやる・ウィークで職場体験中だった地元学生さんにもお手伝いいただきました。
藻川河川敷のゴミ拾い風景
藻川河川敷のゴミ拾い風景
いたるところにプラゴミが散乱しています
中洲のゴミも拾います
徐々に集まるゴミ袋

開発途上国への支援 下線

開発途上国の子どもたちへの支援

リック株式会社による「One Card, One Meal」プロジェクト

東リグループ販売会社のリック株式会社では、複数のSDGs達成に貢献する取り組みを継続して実施しています。2020年5月より、「One Card, One Meal」プロジェクトをスタートし、2024年度までTFTを通じて累計5,204食分の給食をルワンダ・タンザニア・ケニア・フィリピンの子どもたちへ支援してきました。この取り組みはリック株式会社独自のプログラムで、従業員間で感謝・称賛を伝える「サンクスカード」1枚が、開発途上国の「学校給食」1食になる仕組みです。職場でお互いに「ありがとう」の気持ちを伝えることが開発途上国の子どもたちの健康や教育の支えに直結するこの取り組みは、TFTアワード2021「心と体の健康増進」部門にて2位を受賞しました。
※ TFT:TABLE FOR TWO:2007年設立の認定NPO法人で東アフリカと東南アジアの5カ国を中心に学校給食プログラムと菜園・農園生産性向上プログラムの支援を実施
サンクスカードを使って感謝・称賛の気持ちを送り合う
サンクスカードを使って感謝・称賛の気持ちを送り合う

世界の子どもにワクチンを

ペットボトルキャップ回収活動~世界の子どもにワクチンを

当社グループでは、各事業拠点毎にペットボトルキャップの回収活動に取り組んでいます。
2021年8月から2025年9月末時点の累計回収量は、延べ32万個に及び、これは、約743㎏のプラスチックゴミ削減と、2,345㎏のCO2排出量の削減に貢献しています。
一方、回収したキャップは全て「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)」へ寄付し、372人相当のポリオワクチンを世界の子どもたちに提供できました。
私たちは、この活動を、従業員一人ひとりの小さな心掛けが発展途上国の子どもたちの命を守り、同時に環境負担軽減にも繋がる素晴らしい取り組みであると考えています。
当社グループは、今後もこの取り組みを継続し、より良い社会の実現に貢献していきます。
認定NPO法人世界の子どもにワクチンを日本委員会(JCV)ポスター
認定NPO法人
世界の子どもにワクチンを日本委員会(JCV)ポスター
自動販売機コーナー ペットボトルキャップ回収BOXとトーク案内機
自動販売機コーナー
ペットボトルキャップ回収BOXとトーク案内機
本社建物内 ペットボトルキャップ回収BOX
本社建物内 ペットボトルキャップ回収BOX
伊丹工場内 ペットボトルキャップ回収BOX
伊丹工場内 ペットボトルキャップ回収BOX

日本赤十字社への支援 下線

空き缶を集めて未来を支える活動資金に

アルミ空き缶回収活動

当社伊丹事業所では、構内で回収した空き缶を売却し、その売却益すべてを日本赤十字社に寄付する活動に取り組んでいます。回収を始めた2024年1月から2025年9月末時点の累計回収量は延べ3,200個以上で、累計で8,840円の寄付をすることができました。
従業員のほんの小さな心がけが集まって、医療・災害支援など命を守る日本赤十字社の活動の一助となるこの地道な取り組みを、今後も継続して微力ながらもより良い社会の実現に貢献したいと考えています。
自動販売機コーナー横に設置された空き缶回収BOX(右側)とトーク案内機
自動販売機コーナー横に設置された空き缶回収BOX(右側)とトーク案内機
社内で掲示中の啓発ポスター
社内で掲示中の啓発ポスター