S(社会) SOCIAL

ESG基本方針(雇用・労働) 下線

雇用の確保・創出と安全で
働きやすい職場環境づくりを目指します。

  • 04
  • 05
  • 08
  • 11

ワークライフバランスの推進 下線

ワークライフバランスに対する基本的な考え方

当社グループでは、多様化する社員の働き方に柔軟な姿勢で応え、個人の能力を最大限に発揮するため、フレキシブルな勤務体系の整備や、一人ひとりに合ったキャリアプランの実現に向けた制度づくりに注力しています。こうした取り組みを進めることが、仕事のやりがいやエンゲージメントを高め、優秀な人材の確保に繋がると考えています。

「TOLIワークスタイル」
基本方針

  • 1.全ての社員が心身ともに健康で活き活きと仕事に取り組める環境をつくる。
  • 2.ワークライフバランスの充実と生産性向上の両立を目指す。
  • 3.会社組織と社員の「共創の精神」を推進力とする。

男女ともに仕事と育児・介護を両立できる労働環境構築を目指して

男女ともに仕事と育児・介護を両立できる労働環境の構築を目指しています。2022年度には、「小学校1年生までの育児短時間勤務制度の利用期間延長」と「配偶者出産特別有給休暇制度」を新たに制定しました。こうした会社方針が社員にも浸透し、男性の育児に対する意識や環境も大きく変化し、男性社員の育児休業・育児目的休暇取得率は大幅に向上しました。
また、2022年度に当社は仕事と介護を両立できる環境整備を推進する企業のシンボルマーク「トモニン」を取得しました。ストック休暇を介護目的で使用可能としたほか、自己申告制度により勤務地や就労条件を配慮するなど、当社は介護する立場になった社員を支援する独自の取り組みを行っております。
男性社員育児休業・育児目的休暇取得率
2022年度
71.4%
2023年度実績
88.9%
2024年度実績
100%

Rコース制度の拡充

Rコース制度は、全国転勤を原則とする総合職社員に対し、ライフステージの変化に応じて一定期間、勤務エリアを限定できる制度であり、家庭との両立を図りながらキャリアを継続することが可能です。これまでは「配偶者の就労」を理由とした制度の適用年数には上限を設けていましたが、2024年度より撤廃するとともに、「育児や養育」を理由とした利用も可能としました。

利用者インタビュー

二人の子どもの成長を身近で見守り、故郷で安定した子育て環境を整えたいと考え、Rコース制度を申請しました。長男の小学校入学を機に、生活環境を固定する必要性を感じて申請し、年末までに承認が下りたため、新年度の生活設計がしやすく、大きな安心に繋がりました。
この制度は一年ごとに変更を申請できる点も魅力で、子どもたちの成長を見守りつつ、数年後には転勤を伴う総合職へ復帰したいと考える私にとって、柔軟な働き方を可能にする制度です。制度のさらなる拡充を通じ、より多くの社員が仕事と家庭を両立しながら、安心して働ける職場環境をつくって欲しいと思います。
東リ株式会社 広島営業所 総合職社員

健康経営の推進 下線

東リグループ健康経営宣言

「世界の人々の心豊かな空間環境づくりに貢献する」という経営理念に基づき、東リグループはサステナブルな成長を目指してまいります。常に挑戦する心を胸に秘め、着実に進化していくための力の源泉は、役員社員の皆さんの健康に他なりません。
私たちは積極的健康経営に取り組み、心身ともに健康な一人ひとりがその能力を最大限に発揮できる生活環境づくりに努め、「信頼」を糧とする未来創造企業を目指してまいります。
東リ株式会社
代表取締役社長 永嶋 元博

健康経営推進 組織体

キャリア形成サポート

東リ健康経営マップ

東リ健康経営マップ
画像をクリックすると、画像を大きく表示します。

計画的な人材育成 下線

人材育成に対する基本的な考え方

当社グループは、「社員の成長と幸福を実現し、会社の発展および社会に貢献する」という人材育成理念のもと、成長し続ける人材の育成を目指しています。当社が経済的、社会的目的を達成するためにも、社員を人的資本である「人財」と位置づけ、育成に積極的に取り組んでおります。

人材育成
方針

  • 1.社員が「成長し幸福を追求する」という目的を達成することを、敬意・尊重をもって支援します。
  • 2.社員がパフォーマンスをより高め、能力を発揮するためのマネジメントを推進します。
  • 3.社員一人ひとりの能力やスキル向上を育む研修制度と、組織力を高める計画的ジョブローテーションの推進を図り、成長機会の創出に努めます。

社員のキャリア形成支援

当社がキャリア形成で大切にしていることは、社員一人ひとりが自分自身のキャリアを考え、さまざまな自己成長を実現していくことだと考えています。そのため、社員の成長意欲を支援できるよう、当社ではキャリアプランを考える機会を提供しています。
キャリア形成サポート
キャリア開発休職
休職という形で、社員が目指す難関資格取得やリスキリング、海外留学を支援するための制度です。復職後は身に付けた能力を社業に活かし、更に活躍してもらうことを目的としています。
組織横断型プロジェクト
年代や職種の垣根を越えて意欲的な社員が公募形式で集まる「NexTプロジェクト」は、“次世代に向けて東リが進み続ける(Next TOLI)”という意味が込められています。幅広い人材交流や事業案を経営層へ提言する経験を通じて、若い社員達が仕事に新たな手ごたえを感じ、自身の成長機会を得ることを目指しています。
公募教育
公募教育は、社員が自主的に学ぶことを通して、自律的に成長する人材を育成することを目的としています。社員は自身の成長ニーズや資格定義書に記載された期待役割に合わせて、さまざまな講座を選ぶことができます。特に、キャリアプランを考えることが多い30~40代の社員が積極的に利用しています。
エキスパート認定制度
専門的な知識や経験値を有し、それを職務に大きく活かし活躍する人材をエキスパート人材として認定する制度です。所有する難関資格や職務で高度な専門的スキルを活かしている人材を認定し処遇します。認定社員が活躍する姿は目指すべき人材像として社員のモチベーションアップに繋がり、組織や業務のレベルアップを促進します。
ネクストジェネレーション研修の実施
ネクストジェネレーション研修は次世代のリーダーとなりうる有望な人材を育成する選抜教育です。研修では、他社のさまざまな人材との切磋琢磨を経験します。そして将来、経営の中核となる人材に求められる能力を知り、自分の成長度合いを把握します。経営層から推薦を受けることにより、受講者の自覚と成長意欲が高まるきっかけとなっています。2024年度は14名が選抜教育を受講しました。

ダイバーシティマネジメントの推進 下線

ダイバーシティマネジメントに対する基本的な考え方

事業環境の変化に柔軟に対応していくため、組織の多様性は必須条件です。国籍、人種、性別、年齢、障がいなどに制限されることなく、さまざまな人が能力を発揮し、安心して活き活きと働けるよう、ダイバーシティマネジメントの推進に取り組んでいます。

女性社員の活躍

当社では現在、多くの女性技術者が活躍しています。その女性社員からトップミーティングの場で、「働き方やキャリア形成のロールモデルが少ないため不安に思う」という意見がありました。そこで関根社外取締役を講師として、「キャリアプランと東リで働く意義を考える」勉強会を実施しました。講義のディスカッションを通じて、受講者が主体的で前向きにキャリアプランを考えるきっかけとなりました。

外国籍社員の定着

当社グループは、「グローバルな進化」を目指すことを経営理念における大切な価値観(東リグループバリュー)として掲げています。多様な人材や価値観を積極的に取り入れてグローバルマインドを醸成すべく、周囲のメンバーの意識変化や配属部署の拡大を目指して外国籍社員の採用と定着に取り組んでいます。

障がい者雇用

障がいを持つ社員が活き活きと働くことができることは重要です。職場環境の改善などを行い、定着を図るとともに、雇用者数拡大に向けた取り組みを進めています。障がい者雇用の創出は社会的使命であり、ハローワーク主催のフェアへの参加や、地域の支援学校と連携した就業体験の受け入れなど、障がい者の雇用創出に積極的に努めています。