carpet
- 東リファブリックフロア
- 犬や猫は、フローリングで滑ってケガをする恐れも…クッション性が高くてズレにくいタイルカーペットは足への負担を軽減し、ペット臭をやわらげる機能の商品もあります。
ペットと暮らす住まいのポイントを
ケーススタディでご紹介します。no.5
犬や猫の安全
犬や猫たちにとって、家の中は落ち着ける場所。しかし、人と暮らすことで、彼らにとっては危険な場所や物が沢山あるものです。
今回は、犬や猫たちの安全のために、家の中で特に気を遣うべき場所、注意点を挙げておきます。いろいろな危険を回避するため、立ち入ってほしくない場所には入れないようにゲートを設置するなどの工夫を施しましょう。
キッチンは火や刃物、割れ物、洗剤を扱うので危険です。それだけではなく、保管してある食材も、私たちにとっては美味しいものでも彼らにとっては塩分が多かったり、玉ねぎ等のように体に悪影響を及ぼすものも含まれていますので、取り扱いに注意が必要です。立ち入れないようにゲートなどを設置することをおすすめします。
浴槽に水を張ったままにすると、溺れるなどの事故が起こる可能性があります。また、特に猫は溜まり水が大好きなので、お風呂場の水を舐めてしまうことがありますが、入浴剤やシャンプーなどの薬剤が残っている場合があります。
トイレをお風呂場に設定している家庭もありますが、こういった危険がある事を十分認識しておく必要があります。
犬や猫にとっては、侵入者がやってくる警戒ポイント。また、身の危険を感じた時などに逃げ出す出口である玄関。
家族が帰ってきたことに喜び、全速力で走ってきた犬や猫がそのまま玄関を飛び出し、道路に飛び出してしまった、という事も少なくありません。特にマンションでは、手摺をすり抜けて転落してしまったという事故が過去に報告されています。ドアを開ける時は細心の注意を払い、確認してから開けましょう。
「外を眺めやすいように」「退屈しないように」と、バルコニーや窓から外を眺められるようにしていることがありますが、手摺などにとまった鳥を追っての転落事故が起こることも。転落防止のフェンスを設置するなど、危険を回避する対策をする必要があります。 また犬の場合、バルコニーを開放しておくと、警戒すべきテリトリーを増やしてしまうことになるので、ストレスになることもあります。
寒さが厳しくなってくると、犬や猫たちもこたえるだろうと気にされる方も多いでしょう。しかし犬の場合は寒さに比較的強く、室内の温度を上げすぎると、のぼせからの脱水症状を引き起こすこともあるのです。口でハアハアし始めたら要注意。室温を上げすぎないよう、調節してあげましょう。人が上着を羽織って暑すぎない程度が目安です。
profile
金巻先生(一級建築士)
一級建築士・博士(工学)・家庭動物住環境研究家一級建築士事務所 かねまき・こくぼ空間工房 主宰。
犬や猫といった家庭動物(ペット)との暮らしをテーマにした建築設計と、環境コーディネーターとして活動。適正飼養と環境整備に向けた学術研究も進めている。
著書に『犬・猫の気持ちで住まいの工夫』(彰国社)、『ねこと暮らす家づくり』(ワニブックス)、など。 ペット防災のNPO法人ANICE理事。東京都動物愛護推進員。 H25年度日本建築仕上学会学会賞(技術賞)「ペット共棲住空間用の建材に関する研究と技術開発」
「猫と暮らす住まいのつくり方」
ライフスタイルやプランに応じた住まいの実例が豊富!猫にとっての快適ポイントや危険対策がわかる!業者選び、内装材、予算などのお役立ち情報も!
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