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サステナビリティ Sustainability
フィンランドで見た「漆」の美 今年の6月、ヘルシンキのギャラリーでは、【日本の形】というタイトルで、伝統的な漆と木工芸デザインを紹介する展覧会が開催されました。そのオープニングには、在フィンランド日本国大使館より、丸山博大使が来賓として招かれて、日本美についてのスピーチをいただきました。
丸山大使のスピーチと漆の杯による乾杯は素晴らしい思い出となりました。 乾杯の後は、ノルウェイ産の鮭寿司に舌鼓、満員の会場は大いに盛り上がりました。
その会場にフィンランド在住のドイツ人、クレスさんが奥様と一緒に来られて、同席していた作家ともどもクレス家へご招待していただきました。クレスさんの素晴らしいお住まいと日本の工芸品コレクションを紹介しましょう。
(写真左) 手料理を運ぶクレス夫人。右は山口県立大学の井生教授で、【日本の形】展の作家の一人です。 (写真右) 左はインテリアデザイナーのタウノ氏。黒い鉄鍋は彼がデザインした岩手の南部鉄器です。
そのクレス家で目にした素敵なサプライズとは、彼が絶大な日本伝統美術の蒐集家で、とりわけ漆器(英語ではJapan)のコレクターなのです。1,000点におよぶ漆の印籠があり、各部屋の床から天井まで造り付けの書棚には、日本の専門的な美術書籍が限りなく並んでいます!日本の美術館の学芸員たちが訪れると、彼の所蔵本に没頭して徹夜で読まれるということです。彼らが勤務する美術館にも、これだけの美術書を所蔵してはいないと語っていました。とにかく驚くのは、書棚の端から端まで、上から下まで、徹底して日本の美術書しか置いていないのです。不思議なくらい素晴らしい、夢のような気分になり、日本文化の世界的な価値を心から感じました。