トップメッセージ経営方針 TOP MESSAGE

ごあいさつ

代表取締役社長 永嶋元博の画像

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

東リグループは、”私たちは「信頼」を糧として新たな価値を創造し、世界の人々の心豊かな空間環境づくりに貢献します。”という経営理念のもと、インテリア事業を通じて生活文化・経済の発展や地球環境の保全に貢献する企業グループを目指しています。

当社グループの事業と関連性の深い建設業界では、各種建設資材の高騰による建設コストの上昇が続いており、年度前半は堅調であった住宅・非住宅市場は、足元ではやや伸び悩んでおります。一方、都市圏における大型再開発案件の進行やインバウンド需要の回復を背景とした店舗・宿泊施設の新築・リニューアル市場など、今後の回復が期待される側面も出てまいりました。

このような状況の下、当社グループは長期ビジョン<TOLI VISION 2030>の実現に向けた第Ⅰフェーズとなる中期経営計画『SHINKA Plus ONE』において、コア事業の強化と伸びしろ事業の拡大を中心とする重点戦略を推進しております。当期においては、原材料コストの上昇に対応すべく、タイルカーペット用ナイロン原糸の内製化やリサイクル原材料使用比率の向上をはじめとした製造原価低減に注力すると共に、5月の第2次、9月には第3次となる販売価格改定の浸透を図り、収益改善に努めました。尚、足元の経営環境は大きく変化しており、特に、『SHINKA Plus ONE』の柱となる重要設備投資計画が概ね1年程度遅れた状態で進行していることを鑑み、中期3ヶ年における各戦略のタイムスケジュールを見直し、『SHINKA Plus ONE』の期間設定を修正(3年→4年)いたしました。合わせて最終年度経営指標を上方修正し、さらなる成長に向けた重点戦略を着実に実行してまいります。

これらの結果、当連結会計年度における連結業績は、売上高95,230百万円(前期比7.6%増)、営業利益3,531百万円(前期比302.2%増)、経常利益3,640百万円(前期比192.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,562百万円(前期比255.8%増)となりました。

グローバルベースの目まぐるしい変化が加速していく中で、期待と信頼を担うに相応しい企業グループとして新たな展開に挑戦してまいります。

株主・投資家の皆様におかれましては、引き続きご支援ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

2023年4月

代表取締役社長 永嶋元博

東リのおすすめ情報