TOP > 海外情報 フィンランドフォーラム > 夢を求めて北極圏へ

海外情報 フィンランドフォーラム

夢を求めて北極圏へ

サンタクロースとオーロラ体験

2017.4.5 / ソニー・ナカイ(グラフィックデザイナー、在フィンランド)

サンタ村の郵便局

サンタ村にあるサンタ郵便局では、特別なサービスを受けることができます。サンタ村でしか発行しない限定の消印スタンプをすべての手紙に一枚ずつ、丁寧に押してくれるので北極圏を訪れた証拠になります。スタンプには、トナカイ、そしてサンタ郵便局が位置する北極圏の緯度、経度が記されています。

(写真左)サンタへの手紙は、住所なしで Santa Claus in Finland と書くだけで、ロヴァニエミのサンタ村の郵便局までちゃんと届きます。壁の黒板を見ると、なんと1億7500万通もの手紙が世界199か国の子供達から届いています。一日平均3万2000通ですから、本当にサンタの人気は想像を絶しますね。世界中から届く手紙の国別順位は以下の通り。日本も6位と健闘しています。(写真右)1位:中国 2位:ポーランド 3位:イタリア 4位:イギリス 5位:フィンランド 6位:日本 7位:ロシア。それらの手紙の内容を読んで見ると、ほとんどはプレゼントのお願い。「サンタさんがクリスマスにプレゼントをばらまく」というイメージが、世界中で創り上げられているのでしょうね。

(写真左)サンタへの手紙は、住所なしで Santa Claus in Finland と書くだけで、ロヴァニエミのサンタ村の郵便局までちゃんと届きます。壁の黒板を見ると、なんと1億7500万通もの手紙が世界199か国の子供達から届いています。一日平均3万2000通ですから、本当にサンタの人気は想像を絶しますね。世界中から届く手紙の国別順位は以下の通り。日本も6位と健闘しています。
(写真右)1位:中国 2位:ポーランド 3位:イタリア 4位:イギリス 5位:フィンランド 6位:日本 7位:ロシア。それらの手紙の内容を読んで見ると、ほとんどはプレゼントのお願い。「サンタさんがクリスマスにプレゼントをばらまく」というイメージが、世界中で創り上げられているのでしょうね。

このように、サンタ村に来れば、必ずサンタさんと出会えます。しかし問題は、晴れた日の夜でなければ現れないオーロラです。私の滞在中は曇り空で、残念ながら街の光しか見えませんでした。

2月24日、帰りの電車は午後6時発でしたが、早めにロヴァニエミ駅に行きました。遠くに見える地平線は早くも夕焼けのピンク色に染まり、北極圏ならでは。藍色トーンの空色ににじんでいました。ここまでくると、ヘルシンキとは異なる空の色です。この夜なら、快晴の日の夜にだけ現れるオーロラを見ることが出来たかもしれません。少し名残惜しい気持ちでした。

2月24日、帰りの電車は午後6時発でしたが、早めにロヴァニエミ駅に行きました。遠くに見える地平線は早くも夕焼けのピンク色に染まり、北極圏ならでは。藍色トーンの空色ににじんでいました。ここまでくると、ヘルシンキとは異なる空の色です。この夜なら、快晴の日の夜にだけ現れるオーロラを見ることが出来たかもしれません。少し名残惜しい気持ちでした。

コメント

私も一度だけですが、ロヴァニエミに行きました。冬ではなかったし、ロヴァニエミのデザイン学校を訪問して、モダンな中心街と都市計画による住宅地という印象が残っています。残念ながらサンタ村もオーロラも未体験のまま。

北欧のさらに北極圏に近い地域は、茫洋と広がる丘陵地の向こうに地平線。森林や樹木もそれほど密生してはいません。真冬にはマイナス50度にもなり、金属ケースの腕時計が皮膚の湿気で肌に凍り付いて、凍傷になると聞きました。今では氷のホテルやバーが人気です。サンタ村がコマーシャリズム一辺倒でなく、世界の子たちと幼心を大事に持っている大人も一緒に、いつまでも憧れの地であることを願っています。

(せきゆうこ・フィンランドフォーラム・コーディネーター)