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壁紙と接着剤の安全性に関するデータとは?

最近シックハウス症候群など、室内の空気汚染についていろいろといわれていますが、壁紙や接着剤の安全性に関して規定のようなものはあるのでしょうか。教えて下さい。

Answer

安全性に関する規定について

2003年7月建築基準法の改正で、化学物質による室内の空気汚染を防止するための「シックハウス対策」が追加されました。シックハウス症候群の原因の一つである化学物質ホルムアルデヒドの規制値が設けられました。
また、規制対象となる建材として「壁紙」と「壁紙施工用でん粉系接着剤」も指定されました。これらホルムアルデヒド等の規制に関する規定をご紹介しましょう。

まず壁紙の規定には以下のものがあります

壁紙の安全性の規定には、日本産業規格の”JIS規格”と壁紙工業会の”SV規格”の2つがあります。それぞれについて簡単に説明します。

  1. JIS規格 (日本産業規格) : JIS A 6921 壁紙
    JIS規格(Japanese Industrial Standards)とは、日本国内の工業標準化の促進を目的とした国家規格です。壁紙のJIS規格は、規格番号「JIS A 6921」に規定されています。
    シックハウス対策の建築基準法改正により2003年3月にJISも改正され、ホルムアルデヒド放散量の規定値が変更されました。
    対象 ・・・ 壁紙
    規定 ・・・ ホルムアルデヒド放散量−0.2mg/リットル以下
  2. SV規格 (壁紙工業会)
    SV(Standard Value)規格とは、壁紙の生産者団体である壁紙工業会が定めた自主規格です。日本における壁紙の安全規格として一番普及しているもので、内容も現実に 即しているといえるでしょう。制定にあたってはドイツ品質保証壁紙や日本産業規格JIS A 6921(壁紙)の品質基準を充分に考慮し、より高い安全性を追求すべく独自の検討を加えて作成しています。
    対象 ・・・ 繊維壁紙、紙・無機質壁紙、プラスチック壁紙
    規定 ・・・ ホルムアルデヒド放散量−0.2mg/リットル以下((1)と同じ)
    重金属、塩ビモノマー、残留VOC、使用原材料について規制している。

次に、接着剤の規定についてです。

壁紙用接着剤のJIS規格は、規格番号「JIS A 6922」に規定されています。接着剤の安全性の規定はJIS規格しか定められていません。シックハウス対策の建築基準法改正により2003年3月にJISも改正され、ホルムアルデヒド放散量の規定値が変更されました。

  • JIS規格 (日本産業規格) : JIS A 6922 壁紙施工用でん粉系接着剤
    対象 ・・・ 壁紙施工用でん粉系接着剤
    規定 ・・・ ホルムアルデヒド放散量−0.1mg/リットル以下

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