よくあるご質問 INTERIOR FAQ

床暖房に適した床材は?

床暖房を使う部屋にぴったりの床材にはどんなものがありますか?床材選びのポイントを教えてください。

Answer

先ず、床暖房とは

床材の下に、パネルヒーターなどの発熱体を敷設したり、温水パイプを埋め込むことによって、床から室内全体を暖める暖房方法です。床からの輻射熱で室内温度をあげるだけでなく、床面に触れることによって暖かさを感じます。床面と室内の温度差がわずかな対流を招き、室内全体が均一に暖かくなります。エアコンなどのように、気流による体温低下(吹き付ける温風で逆に体温が奪われる)のないことから、室温16〜20度で快適に過ごすことができるとされています。一般に、この室温を保つために床面温度は27〜30度に設定されています。

床全体ではなく、部分的に敷設するのが一般的

床暖房で室内全体を暖めるには、建物の気密性・断熱性・床面積から必要な暖房能力を考えると、床面積の60〜70%程度に発熱体を敷設するのが適切とされています。効果をあげるためにも、床下の断熱性にも注意し、断熱材や防湿層を適切に設けることも必要です。

どんな床材が良いのでしょうか

熱伝導率の高い床材(熱が伝わりやすい)であることと、下からの発熱に耐える床材であることが必須条件です。厚い床材ほど、暖かくなるのに時間がかかりますが、一旦暖かくなった後の効果はほとんど変わりません。下からの熱の影響を防ぐには、施工方法が大切なポイント。冬場は必ず加湿してから施工を開始。ちゃんと床材が落ちつくまでは、スイッチを切らないこともポイントです。では素材別にみていきましょう。

カーペットは効果抜群

素材やパイル長による効果の差はほとんどありません。触感も暖かいので効果も倍増といったところでしょうか。温度変化を受けにくい素材なので、施工の後のトラブルも少ないのが嬉しいことです。

クッションフロアは要注意。冬場は必ず加温してから施工

最も熱の影響を受けやすく、施工時に注意を怠ると、膨らんだり突き上げたりすることもあります。暖かくなるとクッションフロアは伸び、温度が下がると縮みます。これはどの素材でもいえることですが、クッションフロアは顕著にその影響がでます。この伸びたり縮んだりするのを抑えるのが接着剤の役目。但し、接着剤は、ちゃんと乾かないと効果を発揮しません。接着剤が乾かないうちに、クッションフロアが伸びたり縮んだりすると、つきあげたり膨らんだりします。これを防ぐために、冬場は施工前に加温状態にしてからクッションフロアを施工し、施工後の養生期間内はこの温度を保つことです。これはどの床材を施工する際にもいえること。

もうひとつ、クッションフロアを施工する際には、パネル型の場合は、床暖房の上にベニヤ板を捨て張り施工した上で施工するとより安全です。

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