よくあるご質問 INTERIOR FAQ
カーペットについてしまった焼け焦げを目立たなくするには?
カーペットにタバコの焼け焦げが付いてしまいました。分からないようにする方法はありますか?
「あっ…!」と思った時には、もう遅い。カーペットやクッションフロアなどの床材にできた焼け焦げの後はけっこう目立つもの。いったんできてしまった焼け焦げはもう元通りにはなりませんが、うまくするとわからないようにできます。うっかり、焼け焦げをつけてしまった場合の処理の方法をご紹介します。
まず、火災には気をつけたいもの −床材の防炎性について−
床材の場合、万一火が着いたとしても、水平面のものなので炎が広がる可能性は低く、カーテンほど火災の原因になる可能性は高くありません。また、ウールカーペットやウッドフロアのような自然素材には、自己消火性という火元がなくなると自然に炎が消える特質があります。カーペットの場合は、繊維によって火の回りやすさが異なります。自己消火性のちがいで、焼け焦げのあとにもちがいがでます。例えばウール100%だと、繊維が焦げますが、ナイロン100%のものは溶けます。
カーペットは、消防法の定める防炎性能をもったものには防炎性能試験番号が与えられ、品質が保証されています。
カーペット焼け焦げの処理の仕方
カーペットの焼け焦げは、素材の種類によって処理の仕方が変わってきます。それは焼け焦げ方が違うからです。ウールカーペットの場合は黒く焦げますが、ナイロンなど合成繊維のものは熱で繊維が溶けています。
ウールカーペットなら、歯ブラシで黒く焦げた部分を落とし、掃除機をかけておきます。後は、そのままにしておいてかまいません。
合成繊維の場合のものの場合は、熱で繊維が溶けて黒くなったその部分をはさみで切り取ります。次に、部屋のすみや家具の下などの目立たない部分の毛を切り取ります。焦げ目の部分に木工用ボンド(乾くと透明になる)をつけて、切り取った毛を埋め込んでいきます。
なお、オキシドールなど漂白剤で、焦げた部分をこすったりすることは再汚染を招き、かえって汚れてしまうことがあるので使用はさけて下さい。
大きな焼け焦げには“パッチ方式”がお薦めです
ウールの場合にしても、化繊の場合にしても、大きな焼けこげや穴には“パッチ方式”という継ぎ方があります。焼け焦げた部分を、ごっそり丸ごと切り取って取り換える方法です。購入時に端切れをもらっておくと便利です。ないときは家具の下など目立たない所から切り取ってくるのも一考です。
まず、焦げたカーペットと同じカーペット片を用意します。次に、焦げ跡よりやや大きめに四角形をパイル列に沿って切り抜きます。その焦げた部分を切り抜いたものと、全く同じ四角形をパイルの目数に合わせて、共布から切り取ります。それを、焦げ跡を切り抜いた所へ、ボンドをつけてはめ込みます。あとは、ブラシをかけて継ぎあとが目立たないように整えます。こすったりすることは再汚染を招き、かえって汚れてしまうことがあるので使用はさけて下さい。
クッションフロアの焼け焦げの処理の仕方
クッションフロアの場合、溶けて穴があいてしまします。いったんあいた穴は元通りにはなりません。焦げた部分を切り抜いて、新しいものをはめ込んで目立たないようにしましょう。カーペットのパッチ方式と同じです。これも施工の際の残り材を取っておくと便利です。それがない場合はお店で買ってきて、切り貼りしましょう。
焼け焦げ跡の位置を確認して、補修用クッションフロアのどのあたりか見当をつけます。次に、焼け焦げの部分に補修用クッションフロアをあてて、柄を合わせていきます。補修用を重ねたまま、焼け焦げ穴より少し大きめにカッターで切り取ります。焦げ跡を取り除いて、床の下地に専用接着剤を塗り、補修用クッションフロアをはめ込めば完成です。
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