東リ CSRレポート 2022

社長メッセージ MESSAGE

東リグループは新たな価値を創造し、心豊かな空間環境づくりに貢献します。

2030年のあるべき姿へ向けて

人々のライフスタイルをデザインする企業グループへの進化を目指して

当社グループは1919年に東洋初のリノリウム製造会社として創業し、以来、インテリアを通じて人々の心豊かな空間環境づくりに貢献すべく事業活動を推進し、ビニル系床材、カーペット、カーテン、壁装材と事業領域を拡げ、さまざまなシーンで時代に合わせた新たな価値を提案し続けております。

近年、気候変動やパンデミック、地政学リスクの高まりなど、これまでに経験したことのないスピードでの環境変化によって、先行きの見通しにくい、混沌とした情勢が世界を取り巻いています。そのような時代においても、住生活を装うインテリア事業を通じて、持続可能な社会の実現に貢献すべく、2030年のあるべき姿<TOLI VISION 2030>~ライフスタイルをデザインする企業へ~を掲げました。 創業から100年の歴史で積み上げたモノづくりのレガシーや信頼を糧として、人々の生活になくてはならない新たな価値を創造し続けることで、世界の人々へ潤いのあるライフスタイルを提案してまいります。

<TOLI VISION 2030>では、基本方針に3つのSHINKA(進化、深化、真価)を掲げ、特に「真価」では、社会貢献に適う事業活動を推進し、「人」を中心とする企業価値の向上に力点を置くこととしました。長期ビジョン達成に向けて、フェーズ毎の中期経営計画を着実に推し進め、事業活動における経済的価値の拡大と、社会的価値の拡大との両立を図り、東リグループの進化をサステナブル社会の実現に繋げてまいります。

代表取締役社長 永嶋元博

CSRの取り組み CSR INITIATIVES

CSRマネジメント

CSRに対する考え方

当社は、百年を超える歴史の中で紡がれたさまざまなステークホルダーの皆さまとの「信頼」を“最も大切にすべき会社の資産” と位置づけ、コンプライアンスやガバナンス、地球環境保全、品質管理など、社会的責任に対する取り組みを推進しています。

とりわけ、モノづくり企業の責任として、環境負荷低減をはじめ社会貢献に繋がるさまざまな技術を磨き、世界レベルの確かな品質と技術に立脚した事業活動を推進することを通じて、世界の人々の心豊かな空間環境づくりに貢献することを目指しています。 これからもすべてのステークホルダーから信頼される企業を目指し、「社会的課題の解決と事業活動の一体化」に向けた取り組みを進め、持続的発展が可能な社会の構築に貢献していきます。

CSR基本方針
地球環境
地球環境保全を人類共通の重要な課題と認識し、事業活動において環境負荷低減に取り組み、持続可能な社会への貢献を目指します。
人権
全ての人権の重要性を認識し、事業活動における人権尊重の実践を目指します。
雇用・労働
雇用の確保・創出と安全で働きやすい職場環境づくりを目指します。
事業活動
公正・平等な事業活動を推進し、全てのステークホルダーとのより良い 信頼関係の構築を目指します。
品質
確かな品質と技術をもとにお客様目線のモノづくりを推進し、安心・ 安全な商品とサービスの提供を目指します。
社会貢献
社会との共創の実現に向けて、より一層の自主的な活動を推進し、社会 の発展に貢献することを目指します。
企業統治
企業倫理の重要性を認識し、ガバナンスの有効性を確保する仕組みづくりを積極的に推進することにより、健全で透明性の高い企業経営を目指します。

マテリアリティの特定プロセス

マテリアリティは、経済的価値の拡大のみならず、社会的価値拡大との両立を図り、持続可能な社会の実現に向けて、優先的に取り組む重要課題です。事業活動を通じて、ステークホルダーとの信頼関係を構築し、これらの重要課題の達成を目指していきます。

ISO26000等のフレームワークを踏まえて、CSR基本方針や取り組みの方向性を検証する

経営理念、行動規範を踏まえて、基本方針ごとに重要課題を再確認し、不足している取り組み等がないかを洗い出す

「社会にとっての重要性」と「東リにとっての重要性」を評価軸とし、重要課題を評価する

マテリアリティの適切性について、CSR実行委員会、CSR委員会による分析を経て、取締役会において決議する

環境への取り組み ENVIRONMENT

地球環境

地球環境保全を人類共通の重要な課題と認識し、事業活動において環境負荷低減に取り組み、持続可能な社会への貢献を目指します。

  • サーキュラーエコノミー型事業活動の確立
  • 環境指標 実績と推移
  • TCFD提言に基づく情報開示と対応
すべての人に健康と福祉を エネルギーをみんなにそしてクリーンに 産業と技術革新の基盤を作ろう 住み続けられるまちづくりを つくる責任 つかう責任 気候変動に具体的な対策を

環境行動指針

  • 安心・安全な環境配慮設計、顧客サ-ビスに積極的に取り組みます。
  • 省エネ・省資源・リサイクルに継続的に取り組みます。
  • 環境に関する法令を遵守し、企業の社会的責任を遂行します。
  • 環境目標を設定し、環境マネジメントシステムの活用と目標達成に努めます。
  • 環境方針と環境行動指針及び取り組み実績を定期的に公開します。
TOLI EC SPILIT

環境指標と目標

環境指標と目標

社会への取り組み SOCIAL

人権

全ての人権の重要性を認識し、事業活動における人権尊重の実践を目指します。

  • ダイバーシティマネジメントの推進
ジェンダー平等を実現しよう 働きがいも経済成長も 人や国の不平等をなくそう

雇用・労働

雇用の確保 ・ 創出と安全で働きやすい職場環境づくりを目指します。

  • ワークライフバランスの推進
  • 計画的な人材育成
質の高い教育をみんなに ジェンダー平等を実現しよう 働きがいも経済成長も 住み続けられるまちづくりを

事業活動

公平・平等な事業活動を推進し、全てのステークホルダーとのより良い信頼関係の構築を目指します。

  • サプライチェーンの強化
  • 知的財産権の保護と活用
  • 独占禁止法研修の実施
質の高い教育をみんなに つくる責任 つかう責任

品質

確かな品質と技術をもとにお客様目線のモノづくりを推進し、安心・安全な商品とサービスの提供を目指します。

  • お客様満足度の向上
  • 品質保証体制の充実
  • 適正な情報の提供・開示
すべての人に健康と福祉を 産業と技術革新の基盤を作ろう 住み続けられるまちづくりを つくる責任 つかう責任

社会貢献

社会の共創の実現に向けて、より一層の自主的な活動を推進し、社会の発展に貢献することを目指します。

  • 地域コミュニティへの支援・参画
  • 環境問題解決に向けた貢献
  • 発展途上国への医療支援活動
すべての人に健康と福祉を 質の高い教育をみんなに 安全な水とトイレを世界中に 産業と技術革新の基盤を作ろう 住み続けられるまちづくりを 海の豊かさを守ろう

ガバナンス GOVERNANCE

ガバナンス

企業倫理の重要性を認識し、ガバナンスの有効性を確保する仕組みづくりを積極的に推進することにより、健全で透明性の高い企業経営を目指します。

  • 健全なガバナンスの強化
  • コンプライアンスの徹底
平和と公正をすべての人に

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