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- 東リファブリックフロア
- 犬や猫は、フローリングで滑ってケガをする恐れも…クッション性が高くてズレにくいタイルカーペットは足への負担を軽減し、ペット臭をやわらげる機能の商品もあります。
ペットと暮らす住まいのポイントをケーススタディでご紹介します。
no.113
犬や猫と快適に暮らすためのインテリア
前回では、ケージの置き場所・照明・空気環境について取り上げました。今回は「放鳥(ほうちょう)」の話です。犬や猫と同様に、小鳥にも運動をしたり、ヒトとふれ合い活動をする時間があるのですが、これを「放鳥」と呼びます。
部屋中を自由に飛び回らせ、家族がふれ合う楽しい時間であると同時に、事故が起きやすい時間でもあります。住まいの側からできる備えを整理してみましょう。
インコや文鳥などの小鳥にとって、ケージの外でヒトとふれ合い、自由に飛び回る放鳥の時間は、運動不足の解消と精神的な充足に欠かせません。ただし、ヒトの生活空間には小鳥にとって危険なものが多く潜んでいます。また、犬や猫と違って排泄の場所や時間をトレーニングすることはできないため、放鳥中に室内が汚れることは避けられません。また、鳥の種類によっては様々な物を「かじられる」という事態もおきます。
そのため、放鳥を安心して楽しむには、「安全な空間をつくる」ことに加え、「汚れやかじりを減らす住まいの工夫」も必要です。
放鳥する部屋は「広さより安全優先」で選びましょう。放鳥前には、窓・ドア・玄関の開閉を必ず確認してください。ガラスへの激突を防ぐためカーテンは閉めておきましょう。扇風機やヒーターなどの加熱・回転機器は電源を切っておきましょう。
犬や猫の場合と同様に、誤食・中毒のリスクにも気を配りましょう。観葉植物や生花、花瓶の水には鳥に有毒なものが含まれる場合があります(ポトス・スズラン・アボカドなどは特に注意)。
鉛などの重金属もインコや文鳥の中毒事例が多く、アクセサリー類・古いおもちゃ・カーテンのウェイトテープなどに含まれることがあります。アンティーク素材を使っている場合は確認しておきましょう。
かじることが好きなインコなどの種類では、本棚の棚板の角や背表紙の硬い本などが狙われやすくなります。棚板はメラミンなど硬い素材を選ぶか、扉付きの本棚にするのが有効です。
放鳥エリアの床はフローリングや塩ビシート床材など、拭ける素材が望ましいです。フンの清掃のしやすさという点でも、床を清潔に保ちやすい環境が、鳥と人の双方にとって快適です。
窓周りでは、壁付けのカーテンレールの場合、レールに鳥が止まりやすく、フンによる汚れが付きやすくなります。また、カーテンの種類ではドレープカーテンも鳥が止まりやすいので、取り外しやすく洗える素材を選ぶか、撥水素材のロールスクリーンへの切り替えをお勧めします。工事が可能であれば、出窓のように奥行きのある窓にして、外窓の内側にもう一枚窓を設けると、ブラインドやカーテンを窓の内側に納めるという事もできます。これならば、色々なカーテンを諦めることなくインテリアを楽しめます。
汚されたり壊されたりしてほしくない物は直にふれないように収納し、拭き掃除がしやすい環境をつくる工夫は、犬や猫と暮らす場合と共通ですね。
profile
金巻先生(一級建築士)
一級建築士・博士(工学)・家庭動物住環境研究家一級建築士事務所 かねまき・こくぼ空間工房 主宰。
犬や猫といった家庭動物(ペット)との暮らしをテーマにした建築設計と、環境コーディネーターとして活動。適正飼養と環境整備に向けた学術研究も進めている。著書に『犬・猫の気持ちで住まいの工夫』(彰国社)、『ねこと暮らす家づくり』(ワニブックス)、など。ペット防災のNPO法人ANICE理事。東京都動物愛護推進員。H25年度日本建築仕上学会学会賞(技術賞)「ペット共棲住空間用の建材に関する研究と技術開発」
「猫と暮らす住まいのつくり方」
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