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- 東リファブリックフロア
- 犬や猫は、フローリングで滑ってケガをする恐れも…クッション性が高くてズレにくいタイルカーペットは足への負担を軽減し、ペット臭をやわらげる機能の商品もあります。
犬や猫たちの暮らしやしつけ、
健康などについてご紹介します。no.41
犬や猫のしつけ
犬にとって食べることは大きな楽しみ。食事だけでも栄養は十分取れますが、ストレスの軽減やしつけの際のごほうびとしておやつを上手に取り入れるのも良いことです。ひとくちにおやつといっても、最近は市販の品数も多いので、今回はおやつのあげ方や選び方について考えてみましょう。
おやつは必要以上にあげないことが前提ですが、目的のあるトレーニング、例えば前回(第40回 分離不安について)お話しした分離不安を防ぐためのお留守番の練習で、遊ぶオモチャの中に入れるなど、しつけの初期に効果的に取り入れると良いでしょう。動物は与えられる「量」で判断するわけではありません。この人はたくさんくれる、この人は少ししかくれない、といった区別はありません。それより即座にもらえるほうが嬉しいと感じますので、良いことができたらすぐに褒めておやつをあげるようにします。タイミング良く毎回少しずつおやつをあげることで、スムーズにトレーニングが進みますので、ぜひ有効に活用してください。
おやつの量については、小型犬であれば一回分は小豆の大きさくらいで充分。一日の摂取カロリーの10%を超えないようにすることが原則です。もし、肝臓やすい臓に疾患がある場合は、摂取カロリーとは別に脂肪分が少ないおやつを選ぶことも大切です。病院にすい臓疾患で来院する犬の生活について聞いてみると、おやつをあげすぎているケースが多いので、この10%までというのは病気の予防のためにもきちんと守るようにしましょう。
ビーフジャーキーのように、犬の大好きなおやつはいくらでも欲しがります。つい欲しがると与えてしまいがちですが、それが病気の元になっては意味がありません。もしビーフジャーキーをあげるのであれば、細かく切って少しずつ回数を分けてあげるようにしましょう。
市販のおやつについては成分表が書かれていますので、必ず事前にチェックしましょう。どのようなおやつを与えれば良いのかわからない場合は、動物病院で相談してその犬にあったものを選ぶと良いでしょう。
おやつとは別ですが、飼い主さんが食事をしているときに動物が寄ってきて欲しがることがあります。このような場合、もし誰かが一度あげてしまうと「もらえる」と思ってしまいますので、必ず無視するようにしましょう。おやつや食事については、家族がきちんと話し合ってルールを決めておくようにしましょう。飼い主の態度が犬や猫の健康を守るためにとても大切になります。
profile
柴内裕子先生(獣医師)
赤坂動物病院 名誉院長
日頃より伴侶動物医療に携る一方で、社会活動コンパニオンアニマルパートナーシッププログラム(CAPP)のリーダーとして高齢者や障害者の各種施設や病院、小学校などを動物たちと共に訪問するボランティア活動に幅広く活躍されています。
(柴内先生には、東リ「犬家猫館」の製品開発の際にもさまざまなアドバイスをいただいております)