エコ思想の背景
こうしたエコデザインの話題は、切実な地球温暖化の一面です。しかし、今冬の北欧には本格的にノスタルジア一杯の冬景色が戻りました。マイナス8度から20度の低温が続く毎日。木々の樹氷や霜は積もった雪と一緒になって、真っ白な世界に変貌しました。自然の不思議さは、これほどまでに町の姿を変えてしまうのです。久々に感動しました。
そんな美しいほどの寒さの中で「寒中水泳」の話題です。一般的にフィンランドの室内プールには、水温6度から10度程の水槽があり、熱いサウナの後に身体を冷やします。この温度の水に体をどっぷりとつけることができれば、氷点下の屋外でも大丈夫。氷の張った湖に入っても、心配なく寒中水泳を楽しむことができます。
暖房の効いた室内で感じる6度の冷たさと、真冬にマイナス8度の外気温の中で水温0度の湖水との相違ですが、私の経験では、室内プールの6度の冷たさは肌に凍み通り、瞬間の痛さを感じました。しかし不思議にも、屋外の湖ではそれを感じません。湖水の均等な冷たさが、サウナでほてった肌をゆっくりと冷やしてくれました。
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(写真) 湖畔から10mのサウナまで歩くには、帽子と手袋、サンダルを着用してサウナの熱を長持ちさせるのが秘訣です。
寒中水泳を実行した夜はマイナス8度、翌朝はマイナス17度。本格的な寒気が続いています。
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