フィンランド最新住宅トレンド3 | フィンランドフォーラム

広いサニタリーゾーン

広いサニタリースペースに日本製ウォシュレットを設置してほしいのですが、まだ実現しません。フィンランドでは、多目的ビデとして便器にハンドシャワーがあって、これで洗浄することができます。でも、やはり日本の快適なウォシュレットが恋しくなります。いまだに、類似商品さえ売っていないのです。

十分な自然光を取り入れるデザインの洗面所と間接照明の化粧室です。主流カラーはモノクローム。そしてフィンランド人に欠かせない木のサウナ。座面に木の背あてとクッションを付けて、ほの暗い間接照明です。

住宅フェアで見つけた新アイテム

フィンランド人のサウナ熱はいっこうに冷めません。湖畔のコテージにこんな近未来風サウナが登場しそうです。あわせて、最新のバーベキュ装置と薪ストーブ事情、ごみ分別処理や住宅クレーム問題もご紹介します。

コンテナ式サウナは約２００万円。脱衣室とサウナ室に分かれていますが、アクリルの透明な壁から丸見え！湖畔の別荘地は森の中なので、隣人から覗かれるようなこともなく、まったく自由で個人的な環境なのです。

左のカプセル型の薪ストーブは、ビルトインの暖炉に比べて取り付けが簡単でローコスト。若者に人気です。右は薪のグリル。森に住んでいれば、薪は豊富で簡単に手に入ると思うでしょうが、実はそれほど楽ではありません。薪になるまでの乾燥プロセスが必要です。まず生木を薪サイズに製材して積み重ねて、風通しのよい屋根下で乾燥。森の樹木を伐採して運搬するのは重労働ですから、薪販売業ビジネスもあり、森の奥のコテージまで配達OKです。道路沿いのガソリンスタンドでも販売していますが、１０本くらいの薪で８００円もします。他人任せは高くつきますね。

最新型のごみ処理ボックスです。燃えるごみ、生ごみ、燃えないごみの３種類に分別します。
操作パネルに住民コードナンバーを入力すると蓋が開くという近未来型のゴミ箱ですね。右は壁の断面模型です。断熱と壁内のカビ発生防止の換気システムを備えたディテール。高断熱壁内のカビはフィンランドの住宅問題の一つで、住宅設計者と住人の間でトラブルが頻発します。

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