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建物の種類による火災の違い。
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建築物の種類は、法規上「木造建築物」「耐火建築物」「簡易耐火建築物」などに分類されています。火災の進展状況は、構造部と内装材の組み合わせによって異なります。近年では、木造建築物でもアルミサッシなどを用いている場合は、気密性が上がるので耐火性も向上しているといえます。また、耐火建築物でも、内装に木材など可燃物を使用している場合も多く、一概に木造建築物だから、耐火建築物だから…と、区別して火災の状況の違いを挙げることは難しいのも現状です。
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| <例・フラッシュオーバーに達するまでの時間の目安> |
● あっというまに燃えてしまう! 木造建築物の火災。
空気の流通がよく、柱や内装材自体が着火物となる可能性が高い種類といえます。壁や屋根が燃え抜けると、燃焼は最盛期に達して最高約100度を越えます。しかし、最盛期を過ぎると空気の流通が良すぎて、冷却作用が働き急速に低下します。木造建築物の火災は、一般に「高温・短時間型」と言われ、一旦火災がおこると進行が速く、素早く消火しないと延焼してしまいます。
● “低温で長時間型”の耐火建築物の火災。
耐火建築物とは、火災時に主要構造部(壁・柱・床・梁・階段)が破壊することなく残り、それらを一部の修繕によって再使用できる建築物を指します。建築基準法(第2条9号の2)で、主要構造部は耐火構造、開口部には防火扉を設置することが定められています。
耐火建築物の火災の特徴は、外周の構造体が焼け落ちずに最後まで残り、出火室内の火災に止まること。最高温度は、800〜900度程度となり、「低温・長時間型」と言われています。
● 燃えにくいものが燃えたときが怖い。耐火建築物の火災の影響。
耐火建築物の場合、内装材も不燃材料に制限されていることが多いものです。難燃薬剤を用いているものもあります。その影響もあって、炎を出さずにくすぶった状態で白煙を発生することもあります。そういう場合は、木造建築物よりも人体への影響の可能性が高いと言えます。
● フラッシュオーバーまでに火を消さないと大変な簡易耐火建築物の火災。
耐火建築物に準ずる耐火性を持ち備えた建築物のことを指します。簡易耐火建築物は、使用する難燃性パネルなどが、防火区画としての性能を持っています。そのため、防火力や耐火力が持続する限りは、耐火建築物とほぼ同じ火災状況が続きます。しかし、フラッシュオーバーがおきてしまうと、室内温度は急上昇し900〜1000度に達します。
2×4工法やプレハブ工法の場合、この段階になると防火被覆材の割れ目や目地部分から火災が噴出するようになります。空気がいろんな部分から入ってくるため、防火区画としての役目はほとんど果たせなくなります。木造建築物に比べて、フラッシュオーバーまでの時間は稼げますが、それを過ぎると燃焼速度は速まります。
また、部屋の密閉度が高いため、木造部分に引火した場合は、不完全燃焼をおこす可能性が高くなり、一酸化炭素中毒をおこす危険性が高くなります。
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