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前回に引き続き、高齢者にとって居心地良く、職員にとって介護しやすい環境づくりのために、東リが「高齢者福祉施設向け内装材カタログ」でご紹介した情報の抜粋を掲載させていただきます。
◎色の視認性
高齢者福祉施設では、誘導や注意喚起を目的とした床材のサイン表示が不可欠です。加齢によって視覚機能の衰えた高齢者でも、また、夜間など照度が充分でない場合でも、はっきりとサインが見えるように色の選択や配色に考慮する必要があります。
一般的に最も色の違いを認識しやすいのは、色の三属性(色相・明度・彩度)のうちの、明度による差です。特に高齢者の場合、色相や彩度の識別力が低下するので、明度が近くなると色の違いを識別しにくくなります。効果的なサイン計画には、明度差の大きい配色が求められます。
また、視界黄変化によって、視界が黄みを帯び、青紫や青系の色が見えにくくなります。特に、白と黄色、青とグレーなどの組み合わせは、判別しにくいので避けた方がよいでしょう。
床材と巾木や壁や什器、壁紙とドアや什器との関係にも、視認性の考慮が必要です。夜間の低い照度や、視覚機能の衰えた高齢者にとって、壁面と床面の見分けがつかないことは、不安感を与え、誤って壁面に衝突する可能性があります。床のボーダーや巾木の存在によって、境界をはっきりさせる効果が望まれます。
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