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機能性

機能性説明

東リ グランウォールコレクション収録の壁紙には様々な機能性があります。素材の特性をご理解いただき、商品の選択をお願いいたします。

撥水

撥水は、壁紙に撥水性を付与しているため、水分をはじき、汚れにくくなっています。 日常生活における軽微な水性の汚れを素早く拭取ることで、内側への浸透を回避することができます。

撥水性写真(例)[付着直後]

紙壁紙(素材:和紙)

紙壁紙(素材:不織布)

紙壁紙(素材:フリース)

織物壁紙(クリーンファイバー撥水)

取扱上のご注意

撥水

  • ● 長時間にわたって付着染み込んだ汚れは、落とすことができなくなりますのでご注意ください。
  • ● 汚れが付着したら直ちにティッシュペーパー、乾布にて吸い込ませるように拭き取ってください。
  • ● 湿布で壁紙表面を強くこすらないでください。繊維の毛羽だちや色落ち、ほつれなどが発生することがあります。

通気性

通気性に優れた壁紙です。下地の吸放湿性能を阻害しにくいので、調湿石膏ボードなどの下地では優れた吸放湿効果が発揮されます。

● 調湿石膏ボードなどの吸放湿性能が高い下地との組み合わせで、優れた吸放湿効果を発揮します。

取扱上のご注意

通気性

  • ● 定期的に換気や通風に心掛け、室内の湿度調整にご配慮ください。湿度が高い状態が続くと、いつまでも壁紙や下地内部が湿った状態となり、かえってカビの発生につながることになりますのでご注意ください。
  • ● 「 通気性」壁紙は水汚れを吸い込みやすいため、汚れを付着させないようご留意ください。

スムーズ

スムーズは、一般的な織物や紙布にくらべて施工可能時間がやや長めに取れて、施工しやすい織物壁紙です。

  • ● 張りおこしができるので、張付け位置の調整や柄合わせが容易です。
  • ● 重ね切りの際、壁紙の耳部の除去が容易です。
  • ● 織物壁紙の通気性を有しています。

取扱上のご注意

スムーズ

  • ● 施工可能時間はやや長めに取れますが、アイハギは発生しやすいのでご注意ください。
  • ● 確実に施工していただくため、糊の塗布量を多めにし、必要以上に付けだめしないでください。

ほつれ防止

ほつれ防止は、耳部カットの際(重ね切りやスリット時)に、糸のほつれが発生しにくい織物壁紙です。

取扱上のご注意

ほつれ防止

  • ● 壁紙表面を強くこすらないでください。強くこするとほつれが発生することがあります。
  • ● 織物壁紙専用の刷毛で丁寧に施工してください。

抗菌

抗菌は、抗菌剤によって壁紙表面に付着した菌(大腸菌や黄色ブドウ球菌)の増殖を抑制する壁紙です。 試験後の生菌数が、規定値である「<0.63」の性能を有しています。

抗菌性能試験結果

菌 種 抗菌性
0時間 24時間
大腸菌 2.1×104 抗菌品 <0.63
無加工品 6.8×105
黄色ブドウ球菌 1.9×104 抗菌品 <0.63
無加工品 5.7×104

【試験方法】 壁紙工業会制定「抗菌壁紙性能規定」による。5cm×5cmの大きさのサンプルを、抗菌品と無加工品にて用意し、上から試験菌液を滴下した後フィルムをかぶせ、温度35℃、相対湿度90%で24時間培養し、培養後の生菌数を測定する。

大腸菌

本来は人や動物の腸内に常在する有益な菌だが、大腸以外の場所に侵入すると膀胱炎や髄膜炎を引き起こす。

黄色ブドウ球菌

典型的な化膿菌。食品中で増殖、毒素を生成。下痢、嘔吐、食中毒を引き起こす。

取扱上のご注意

抗菌

  • ● 大腸菌、黄色ブドウ球菌の菌種に対して、増殖を抑制する性能があります。ただし、感染を直接阻止するものではありません。
  • ● 抗菌加工は、病気の治療や予防を目的とするものではありません。また、感染予防を保証するものではありません。
  • ● 医薬品や医療機器などの医療を目的とした製品ではありません。
  • ● 抗菌性能は全ての菌に対して発現するものではありません。また、全ての菌に同様な試験結果が得られるとは限りません。
  • ● 壁紙表面が汚れに覆われると、充分な抗菌性能が発揮できない場合があります。

防かび性

壁紙表面のカビの繁殖を抑制します。(所定の試験にて「0」の性能を有しています。).63」の性能を有しています。

抗菌性能試験結果

菌糸の発育 結果の表示
肉眼および顕微鏡下でカビの発育は認められない 0
肉眼ではカビの発育が認められないが、顕微鏡下では明らかに確認できる 1
肉眼でカビの発育が認められ、発育部分の面積は試料の全面積の25%未満 2
肉眼でカビの発育が認められ、発育部分の面積は試料の全面積の25%以上~50%未満 3
菌糸はよく発育し、発育部分の面積は試料の全面積の50%以上 4
菌糸の発育は激しく、試料全面を覆っている 5

【試験方法】 壁紙工業会制定「抗菌壁紙性能規定」による。5cm×5cmの大きさのサンプルを、抗菌品と無加工品にて用意し、上から試験菌液を滴下した後フィルムをかぶせ、温度35℃、相対湿度90%で24時間培養し、培養後の生菌数を測定する。

取扱上のご注意

防かび性

  • ● 防かび性壁紙だけでカビを防ぐことはできません。
  • ● モルタル等の湿式下地や、石膏ボード直張り工法(GL工法等)および、パテ・シーラーを施した箇所は充分に乾燥させてから施工してください。特に防かび性が要求される場所では、糊に防カビ剤を添加することがより効果的です。
  • ● カビは室内環境に大きく影響を受けます。室内の換気、湿度調整等にご注意ください。

美術館仕様

文化財や美術品など展示物の劣化の原因となる酸性物質やアルカリ性物質の放出を極力抑制します。

試験結果

壁紙 変色状態 汚染状態
美術館仕様 わずかに変色した粒がある 検出されるが微量
標準品 すべて変色 要対策

【試験方法】 2Lの容器に10cm×10cmの壁紙とインジケータを入れる。 4日目のインジケータの変色状態を確認する。

試験結果の表示方法

変色段階 汚染状態
まったく変色なし 検出限界以下
わずかに変色した粒がある 検出されるが微量
あきらかに色味がまざっている状態 微量
わずかに元の色が残る 汚染
すべて変色(完全変色) 要対策

有酸素の試験結果

壁紙 試験開始時 4日目
美術館仕様

わずかに変色した粒がある

標準品

すべて変色

アンモニアのテスト結果

壁紙 試験開始時 4日目
美術館仕様

わずかに変色した粒がある

標準品

すべて変色

取扱上のご注意

美術館仕様

  • ● 美術館仕様の壁紙だけでは文化財や美術品の劣化を防ぐことはできません。

表面強化

表面強化は、傷が付きにくい壁紙です。所定の試験方法(5回往復)にて「4~5級」の優れた性能を有しています。

表面強化性能試験結果

5回往復
表面強化壁紙 4~5級
一般ビニル壁紙 3級以下

【試験方法】壁紙工業会制定「表面強化壁紙性能規定」による。所定の摩擦子(荷重200g)を取付け、試験片の上を5回往復させて傷付き程度を確認する。

試験結果の表示方法

t 汚染状態
5級 一見視で特に変化が見られない
4級 多少表面傷が見られるが、比較的大きな表面層の破れ等は見られない
3級 多少表面傷が見られるが、比較的大きな表面層の破れ等は見られない
2級 表面が破けて紙等の裏打材が明らかに見える(長さ1cm未満)
1級 表面が破けて紙等の裏打材が明らかに見える(長さ1cm以上)

取扱上のご注意

表面強化仕様

  • ● 表面強化は、表面のすり傷や引っ掻き傷を低減するものであり、傷付きを完全に防止することを保証したものではありません。鋭利なものや重量物などでは、傷付きや破 れ等の発生することがありますのでご注意ください。

耐光性仕様

特殊印刷技術によりプリント層の劣化を防ぎます。

耐光性試験結果

未照射 3000時間相当 5000時間相当
耐光性仕様
一般仕様

※紫外線積算照射量でサンシャインウェザオメーター5000時間相当で、著しい変化なし。3~5年程度の耐光性を有します。(保証値ではありません。)

一般仕様も通常環境下では、充分な耐光性を有しています。ガラス窓など開口部周辺などの、太陽光による退色や変色に対する配慮が必要な部位におすすめします。屋外は使用不可です。耐水性もありません。

抗ウイルス仕様

壁紙表面の抗ウイルス性成分がウイルス数を減少させます。安心・安全に配慮した空間づくりに。

ISO 21702 抗ウイルス加工 無気系抗ウイルス剤 コーティング表面層 IP0612352A0004Y

SIAA抗ウイルス加工登録品です。

SIAAマークは、ISO21702法により評価された結果に基づき、抗菌製品技術協議会ガイドラインで品質管理・情報公開された製品に表示されています。

抗ウイルスメカニズム

ウイルス表層のたんぱく質を変質し、ウイルス数を減少させます。

抗ウイルス試験結果

未加工品と抗ウイルス仕様のウイルスの数を比較グラフ。抗ウイルス仕様の製品は、製品上の特定のウイルスの数を99%以上減少。
  • 試験機関:(一財)ニッセンケン品質評価センター
  • 試験方法:ISO21702 法
  • 試験ウイルス:エンベロープ※1あり ウイルスエンベロープ※1なし ウイルス※2
  • *1 ウイルス粒子に見られる膜状の構造。
  • *2 医薬品、医療機器等の品質、有効性および安全性の確保等に関する法律(薬機法)の関係上、特定のウイルス名が表記できないため、エンベロープありウイルス、エンベロープなしウイルスと記載しています。
  • *3 PFU:Plaque-forming unitの略で、プラーク法により測定したウイルス数の指標。

使用薬剤の安全性

経口毒性や皮膚刺激性などSIAA安全性試験にクリアした薬剤を使用しています。

  • ● SIAAの安全性基準に適合しています。
  • ● ウイルス自体を忌避する効果はありません。
  • ● 抗ウイルス加工は、病気の治療や予防を目的とするものではありません。また、感染予防を保証するものではありません。
  • ● 医薬品や医療機器などの医療を目的とした製品ではありません。
  • ● 抗ウイルス性能は全てのウイルスに対して発現するものではありません。また、全てのウイルスに同様な試験結果が得られるとは限りません。
  • ● 表面の状態(汚れ、摩耗など)により抗ウイルス性能が低下することがあります。

※一定の条件下の試験結果であり、実使用空間での実証効果ではありません。

エコマーク認定商品 東リ株式会社

エコマーク認定商品について

WEM31024~WEM31052は、リサイクル材料を使用したエコマーク認定商品です。バージン原材料を削減し、環境負荷を低減します。

エコマーク認定商品 東リ株式会社

エコマーク認定商品について

WEM31024~WEM31052は、リサイクル材料を使用したエコマーク認定商品です。バージン原材料を削減し、環境負荷を低減します。

エコマークについて

(公財)日本環境協会エコマーク事務局ホームページより抜粋

エコマークは、様々な商品(製品およびサービス)の中で、「生産」から「廃棄」にわたるライフサイクル全体を通して環境への負荷が少なく、環境保全に役立つと認められた商品につけられる環境ラベルです。このマークにより、消費者のみなさんが環境を意識した商品選択を行ったり、関係企業の環境改善努力を進めていくことにより、持続可能な社会の形成をはかっていくことを目的としています。

エコマークの対象となる商品

エコマークの対象商品は、次のいずれかの項目にあてはまるものです。

①その商品の「生産」から「廃棄」にわたるライフサイクル全体を通して環境への負荷が、他の同様の商品と比較して相対的に少ないこと。「資源採取」「製造」「流通」「使用消費」「廃棄」「リサイクル」の段階で、同じジャンルの商品と比べて環境への影響が少ないこと。 ②その商品を利用することにより、他の原因から生ずる環境への負荷を低減することができるなど環境保全に寄与する効果が大きいこと。その商品を利用することで、環境保全に貢献できること。

エコマークを使用・表示するには?

エコマークを使用・表示するには、各商品類型(商品カテゴリー)ごとに定められた認定基準を満たすことが要件となります。具体的には、商品が対象となっている認定基準に照らし合わせて商品認定審査の申込を行い、エコマーク審査委員会での認定を受け、商品ごとに(公財)日本環境協会との間でエコマーク使用契約を締結することが必要です。

内装材に関わるエコマークの商品類型・認定基準

壁紙 壁紙
商品類型 No.123建築製品(内装工事関係用資材)分類C-3
適用範囲 No.JIS A 6921で定める壁紙、およびこれに相当する壁紙
主な認定の基準 原料として再生材料種※1のいずれかを単独で、または 複数の再生材料を複合的に配合し、再生材料配合率が、製品質量全体の50%以上※2であること。 また、複数の原料区分にまたがって再生材料を使用する場合、使用量が製品質量全体の20%以上の材料については、当該材料種の総質量に対して一定の再生材料配合率以上※3使用すること。
  • ※1 紙(古紙パルプ)、プラスチック、繊維、ガラス
  • ※2 接着剤、印刷インキなどを除く
  • ※3 紙(古紙パルプ)、繊維、ガラス:50%以上プラスチック プレコンシューマ材料:50%以上ポストコンシューマ材料:25%以上

東リグループ 環境への取組み

CSR活動における基本方針

地球環境保全を人類共通の重要な課題と認識し、事業活動において環境負荷低減に取組み、持続可能な社会への貢献を目指します。

優先的に取り組むSDGs

東リグループは、17のゴールの中でも、12[つくる責任・つかう責任]をはじめ、3・7・9・11・13の計6つのゴールに優先的に取組みます。地球環境への負荷低減と、世界の人々の心豊かな空間環境づくりに貢献する新たな価値を創造することで、持続可能な社会の実現を目指します。

SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS
3 すべての人に健康と福祉を 7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに 9 産業と技術革新の基盤をつくろう 11 住み続けられるまちづくりを 12 つくる責任 つかう責任 13 気候変動に具体的な対策を