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2007.9.6
フィンランド住宅フェアレポート2 |
ソニー・ナカイ グラフィック・デザイナー |
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そして、テラスから庭と森に続く屋外空間には、フィンランドならではの自然の豊かさがあふれています。 |
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(写真左) 庭の向こうは森。森の向こうは湖。
(写真右) フィンランドの夏の宵は、キャンドルの灯りのなかでザリガニパーティが定番です。
それにぴったりの、ガラス張りのテラスから芝生の庭へ続く空間は、
白とパステルグリーンが爽やかなフィンランドの夏のイメージです。
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(写真左) 石の庭と森。森の岩石をそのまま残して庭に利用しました。庭と森の融合。
(写真右) 庭に建てられた小屋はサウナと暖炉があるスペースになっています。都会でも庭のサウナ小屋がトレンド。
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本場サウナの国フィンランドですので、ほとんどの戸建住宅とマンションにサウナ付きは常識ですが、庭に別棟で建てるサウナがトレンドです。着替えの部屋を含めて30平方メートルほどですが、子供時代に育った田舎の一軒家、その庭に建てられたサウナ小屋という風景は、ノスタルジアを呼び起こすものです。都会の生活にもそれを取り入れるのが新しい風潮なのでしょう。 |
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(写真左) サウナのストーブの煙突にそって縦にストーブ石を積み上げ、熱を効果的に広げる仕組のストーブが去年から人気上昇です。
木の匂いが漂う中で汗を流し、椅子のコットンの布地に体を預けてすわります。汗はコットンにしみ込んで床を濡らしません。
公共トイレにあるロールタオルのように下に引けば新しいタオルが出てくるものと同じ仕組みです。
乾いたコットン生地が回転して、快適な使い心地。サウナの後の取替えと洗濯も簡単にできます。
(写真右) 右は、ガラス間仕切りのサウナから木の清潔感と香りが伝わってきます。
窓から森の動物たちを眺め、夏の宵に一汗。
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バスルームには壁に立掛ける階段状のタオル掛とバスタブの縁にカウンターを設けて、
キャンドルの光でロマンティックな気分。 |
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