本場のIKEA訪問
今回は、日本でも北欧モダンデザインのイメージブランドに成長したイケアのフィンランド版を紹介しましょう。
イケアの企業CI色はスウェーデンの国旗のブルーとイエローです。巨大な建物のブルーの外壁とイエローの大きなロゴは遠くからもくっきりと目立ちます。社員のユニフォームから印刷物まで同じ組み合わせ。確かにスウェーデンを訪れますと、色々な都市環境にこのカラーコーディネートが使われていて、地下鉄車両のインテリアから道路標識、印刷物にもよく見かけます。これだけ自国のカラーを企業色のように大事にしている国は数少ないのでは?いつかは飽きてしまうのではないかと少し心配になるほどです。
フィンランドには、現在4都市にイケアショップがありますが、首都ヘルシンキから一番近くて国際空港からも5分、ヴァンター市にあるショップを訪れました。環状3号線とラハティ・ヘルシンキを結ぶ幹線国道に面した敷地にあり、大きなイケアのロゴが際立っています。
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(写真) イケアの外観。正面エントランス脇にフィンランドとスウェーデンの国旗が並んでいます。
デンマーク、ノルウェー、アイスランドを加えてスカンジナビア各国の国旗は良く似ていますし、
洗練された北欧のイメージを強調しています。
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まず店内に入ると、鉛筆とメモ用紙、そしてメジャーを自由にピックアップできます。2階建ての1階は小物中心で、2階は大きな家具がメインです。家具のような大型商品を買うときには、メモに商品名とコードナンバーを控えます。レジ前のコーナーにアルファベットと数字で整理された商品パッケージが並んでいますので、コードナンバーを頼りに自分で探してカートに積んで、クレジットカード決済に進みます。自分で商品タグのコードをスキャンして値段を登録して、カードで決済するセルフレジですが、従業員が付き添って手順を教えてくれるので問題はありません。現金払いの場合はレジを通して支払うこともできますが、近い将来どうなるのでしょうか?完全DIYスタイルを目指し、家に帰って自分で組み立てる。コストダウンの真髄ですね。
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(写真) 紙メジャーとメモパッドをもって、ここから買い物に!店内用の黄色のバッグが用意されています。
店内の案内地図も用意されています。
ストア内は一方通行ですから、お客はすべての売り場を歩かざるをえない仕組みになっています。
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(写真) 店内の展示は大きなストックヤードのようです。 |
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(写真) 商品名、コードナンバー、プライス表示、ショッピングカートとバッグなども企業カラーのイエローで統一。 |
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(写真左) 男性トイレには赤ちゃんのオムツ交換台があり、オムツも常備されています。
(写真右) 携帯電話にも、時々イケアのセール情報が入ってきます。さすが携帯電話好き。
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(写真) キディーランドは楽しい遊び場、買い物の時間中は安心して子どもを預けることができます。
事故のないように、スタッフが世話をしてくれるので、子どもたちも色々な玩具で遊ぶことができます。
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