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ポルヴォーのアンティークハウスで日本食を!

ポルヴォーの古い町で

2015.06.01 / ソニー・ナカイ(グラフィックデザイナー、在フィンランド)

骨董品に囲まれた暮らし

タルナさんの家は200年の歴史を刻む価値があり、まるで博物館です。メインリビングから2階のゲストルーム、廊下、トイレとキッチン、書斎の隅々まで、蒐集した骨董品でいっぱい。そのお宅をご紹介しましょう。

(写真左)どの部屋も200年前そのままです。天井は3m近くもあり、部屋の隅には背の高い円筒形暖炉が見えます。リビングには、クラシックなシャンデリアが吊り下げられています。ここで食事会を開きました。(写真右)メイン料理は、彼のデザインした南部鉄器の鍋で、フィンランド風しゃぶしゃぶ。最近はフィンランドでもかなり多くの食材が手に入ります。しらたきやシメジは地元スーパーで、ゴマたれは日本食材店で売っていました。あまりこだわらなければ、十分に日本の味が楽しめます。

(写真左)どの部屋も200年前そのままです。天井は3m近くもあり、部屋の隅には背の高い円筒形暖炉が見えます。リビングには、クラシックなシャンデリアが吊り下げられています。ここで食事会を開きました。
(写真右)メイン料理は、彼のデザインした南部鉄器の鍋で、フィンランド風しゃぶしゃぶ。最近はフィンランドでもかなり多くの食材が手に入ります。しらたきやシメジは地元スーパーで、ゴマたれは日本食材店で売っていました。あまりこだわらなければ、十分に日本の味が楽しめます。

(写真左)昔、娘さんが勉強机として使った1800年代の小抽斗がたくさんあるライティングビューロです。デスク板を閉じると抽斗の蓋になって、勉強机から戸棚風に変貌する仕掛けが機能的で、かつ可愛らしい骨董品。(写真右)右は1750年代、ドイツのロココ様式の鏡で、デザインとアートの本でうずくまれた本棚が鏡に映っています。

(写真左)昔、娘さんが勉強机として使った1800年代の小抽斗がたくさんあるライティングビューロです。デスク板を閉じると抽斗の蓋になって、勉強机から戸棚風に変貌する仕掛けが機能的で、かつ可愛らしい骨董品。
(写真右)右は1750年代、ドイツのロココ様式の鏡で、デザインとアートの本でうずくまれた本棚が鏡に映っています。

(写真左)白地に濃いブルーの手描き模様はアラビア・イッタラの陶器です。(写真右)棚の上には、フィンランドのガラス作家として有名なオイバ・トイッカ氏の作品も並んでいます。

(写真左)白地に濃いブルーの手描き模様はアラビア・イッタラの陶器です。
(写真右)棚の上には、フィンランドのガラス作家として有名なオイバ・トイッカ氏の作品も並んでいます。

(写真左)左は1780年のクリスタル製シャンデリア。各部屋に、シャンデリアが吊られていました。中世を思い出させるロマンチックな雰囲気は、時代を経たアンティークだからこそ伝わってきます。キャンドルの優しい光が、クリスタルを輝かせるのでしょう。(写真中央)中央はマルック・サロ氏がデザインした青い鈴蘭をイメージさせるキャンドルスタンド。背景の鏡は1790年の骨董品。(写真右)右の椅子2脚は1750年のロココスタイル、隣国スウェーデンのストックホルムで作られたものです。

(写真左)左は1780年のクリスタル製シャンデリア。各部屋に、シャンデリアが吊られていました。中世を思い出させるロマンチックな雰囲気は、時代を経たアンティークだからこそ伝わってきます。キャンドルの優しい光が、クリスタルを輝かせるのでしょう。
(写真中央)中央はマルック・サロ氏がデザインした青い鈴蘭をイメージさせるキャンドルスタンド。背景の鏡は1790年の骨董品。
(写真右)右の椅子2脚は1750年のロココスタイル、隣国スウェーデンのストックホルムで作られたものです。

20世紀フィンランドのガラスアーティストを代表する作品のコレクションもあります。左の黄色いガラス瓶は、イッタラのデザイナーとして有名なカイ・フランク氏の作品。

20世紀フィンランドのガラスアーティストを代表する作品のコレクションもあります。左の黄色いガラス瓶は、イッタラのデザイナーとして有名なカイ・フランク氏の作品。

左の水指は日本人陶芸家の濱田庄司氏の作品。右側の陶器は1959年に京都で購入されたそうです。

左の水指は日本人陶芸家の濱田庄司氏の作品。右側の陶器は1959年に京都で購入されたそうです。

左から18世紀中国清代の色絵磁器。中央ストックホルムの壁時計は1780年から伝わる骨董品。古い町並みが見える窓辺にはフィンランド人デザイナー ケルットゥ・ヌルミネン作の細長いガラス作品が飾られていました。

左から18世紀中国清代の色絵磁器。中央ストックホルムの壁時計は1780年から伝わる骨董品。古い町並みが見える窓辺にはフィンランド人デザイナー ケルットゥ・ヌルミネン作の細長いガラス作品が飾られていました。

(写真左)左は1960年代のカラフルなハンドメイドのグラス。デザイナーのカイ・フランクはフィンランドのデザイン思考を築き上げた作家の一人です。右側の陶器は、1970年代のスウェーデンのアンティーク品。(写真右)左は、ケルッツ・ヌルミネンのガラス作品です。右のストライプ文様の作品名は「流星」。オイヴァ・トイッカ作の陶器で、1970年代にスウェーデンのガラス工房で作られました。

(写真左)左は1960年代のカラフルなハンドメイドのグラス。デザイナーのカイ・フランクはフィンランドのデザイン思考を築き上げた作家の一人です。右側の陶器は、1970年代のスウェーデンのアンティーク品。
(写真右)左は、ケルッツ・ヌルミネンのガラス作品です。右のストライプ文様の作品名は「流星」。オイヴァ・トイッカ作の陶器で、1970年代にスウェーデンのガラス工房で作られました。